シックアブソーバ交換(リヤ)




ビヨンビヨンビヨン
振動の収まらないST150。
道路のちょっとした凹凸を越えても、いつまでも振動しています。
高速走行でもしようものなら、常時揺れてる。
カーブで斜めにスッ飛んでいくんです。
運転してると怖いし、目的地にたどり着く前に体調悪くなるんです。
(よー乗っとるわ・・・・)

何せ車がこれしかない。
新車から12万キロ。
おそらく無交換のショックアブソーバを交換しました。
もちろん、純正部品は製廃。
でも周囲の人たちの協力で何とかなりました。
相変わらず今回も、車屋さんにおんぶにだっこですわ。

「国際手配で探しました」

国内では純正部品も社外品も製廃で手に入らず。
ebayという海外オークションを探すも撃沈。

東京の親切な友人に、イギリスの通販サイトを教えてもらいました。
Demon Tweeksといいます。
注文後は日本語での対応もしてくれます。
Performance → Suspention → Absorberの順で
車種を1986 Carina 1.6で検索します。
新車当時、ヨーロッパにもCarinaIIの名前で輸出されていたんです。

ただ・・余程でないともうこの店では・・かな。察してください。
「中身がこれ」

ともあれ、手に入りました!!
イギリスから航空便でやって来て、なんと郵便局が家まで届けてくれました。すごい・・・

奥がリヤ用で、手前がフロント用です。
場所を借りた安全自動車の方達は「あー(フロントは)中身入れ替えるのね」・・と。
この時点で私はよく分かっていません(笑)

フロントは後の楽しみにとっておいて、まずはリヤ用を交換します。
何でか?フロントより簡単そうだから←結局そこか(^^;;
「リヤシートを外します」

アッパーマウント(上側の固定)のナットがシートバックの裏にあるので外します。
これから手が汚れるので、先に内装品を外すわけです。
「タイヤを外します。」

もう5月で気温も28度だというのに、まだ冬タイヤ履いてました(笑)
今回はついでに夏タイヤにします。
「ブレーキホース」

ここにブレーキホースが止まっているので、まず外します。
「クリップを引っこ抜いて」

このプライヤみたいなのは、ネジザウルスという工具です。
本来はナメてしまったネジを掴んで回すモノですが、ギザギザがよく食いつくので重宝します。
「グラインダーで削る」

ホースを通す隙間がないので、作ります。
自己流の落とし穴。
この旧品はもう使わないと思って、破壊的に外してしまった・・

だけど愛知県尾張旭市のエナペタルという会社でショックを再生してくれるそうなので、これも将来ベースとして役に立つかもしれません。
部品は大事にしないといけませんね(汗)
「アッパーマウントのナット」

この3つを外せば、アッパーマウントは取れます。
でも先に下を外すので、2つは外して更に残った1つも緩めておきます。
これで取り外し中に揺することが出来ます。
「下側の取付ボルト」

この2本で下側は外れます。

巨大トルクで止まっているのでインパクトを使いました。
「はい外れました!」

学生の頃1500ccのAT150に乗っていて、これ外すのに長いメガネ使って苦労したっけ・・
「わーい」

オイルがかなり滲んでいますな・・
シャフト-シリンダ間のシールがダメダメみたいです。

ふー、外れた。

「休憩。コーヒーブレイク」

ここまでで、ショックアブソーバとスプリングのアッセンブリが外れました。
結構な達成感が得られました。

お次は、バネとショックを分離します。

では続きを・・

「スプリングコンプレッサー」

といいます。
訳すと、バネを縮めるもの。
エアコンのコンプレッサーとは違います。
あちらは冷媒のガス(R12とかR134aとか)を圧縮するものです。

これでスプリングを縮めておいて、その間に付帯部品をエイヤッ!と交換してしまおうというわけ。
「引っ掛けます」

そしてインパクトで締め込みます。
グングン面白いように縮んでいきます(^_^)
「このナットを緩める」

スプリングの受け皿と車体に取り付けるアッパーマウントが一体になっていますが、それが外れます。
「こんな感じ」

普通の工具で回すと共回りしてしまうので、インパクトで回します。
「バラせました」

この中で、1つだけ再使用する部品がありました。
それは、上から2番目の黄色い部品。
発泡ウレタンなんですけどね。
サスペンションがフルボトムした時に当たるクッションです。
新品が製廃で手に入らなかったのです。
流用品は?というツッコミもありそうですが、シャフトの径を合わせるとかコトは簡単ではありません。
「糸ノコで切ります」

いや正式名称は多分違うんですけどね…こんな感じの工具です。
ブレーキホースを取付け穴に通すためです。
さっきみたいにグラインダーを使うのはNG。

切れたら、鉄板の一方を曲げて通します。

切るのは糸ノコでも出来ます。
私も最初の1個はそうしました。
「組付け前の儀式」

オイルシールとシャフトを馴染ませます。
シャフトは伸び切っているので、そこから3センチぐらい行ったり来たりします。30回ぐらいだそうです。
時々奥まで押し込むといいそうです。
木片をシャフトに当てて、真上から押します。
この写真は撮影するためのヤラセ。
あくまで、立った姿勢で真上から。
「再使用したくない・・けど致し方ござらん」

この黄色いバンプラバー、製廃だったので再使用しました。
バネ、ちゃんと磨けば良かったかも!?
「上のナットを締める」

再びインパクト登場。

締めこんだら、スプリングコンプレッサーをゆっくり均等に緩めます。
「できた!」

完成しました。

でもやっぱりバネ磨けば良かった・・わはは。

お次はついに車体に取り付けます。
最終コーナーを回った感があります。

「下側」

取付の際は左右があるので気を付けます。
右と左で部品が違います。
間違えると、ブレーキホースがステーに通せません。
気を付けてなかったので間違えました。

室内のアッパーマウントのナットを1個だけ付けて(ゆるんだ状態で)、ショックを吊るします。
「ボルトx2 + ブレーキホースを」

ステーを位置合わせして、インパクトで締めます。
揺すりながらやらないと、入りません。

先ほど糸ノコで切ったステーの一方をウニャっと曲げてホースを通します。
鉄板を元に戻して、クリップを付ければOK。
曲げにはコツがいるみたいでした。
余り派手に曲げると、クリップがはまらなくなります。
私は派手にやってしまい、車屋さんに手伝ってもらうハメに。。
「出来ました!!」

はーやっと出来た。
やりきった感があります。
「カヤバですね」

今回、日本メーカーの部品なのに国内になかったので、イギリスから買いました。
よく見るとマレーシア製です。この部品も地球規模で長い旅をして来たんですねぇ。


ちなみにカバヤはお菓子の会社、シマヤは麺つゆの会社、越後屋は悪代官のビジネスパートナーですな。
関係ないですな。

ちなみに・・・

「外したショック」

新品は押し込むとシャフトがグングン伸びてくるのに対して、こちらはどんどん縮んでいく(笑)
もう使えませんね。
↑一応オチ。

ただし上で書いたようにエナペタルで再生できるみたいなので捨てずに取っておきます。

結局、リヤの施工だけで5時間もかかりました。

この状態で走ってみました。
前より明らかに硬く、踏ん張りも効いている感じ。

次のフロントはスピードアップするかな・・・なんて考えながら、この時点ではまだ気付いてないことが・・・。

※ご注意
足回りの分解整備は、作業資格について法律に規定があります。
各自詳しく調べた上、従って下さい。

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