管理人へんまもうの、初代FFコロナ秘話※長文になります。興味ない方は読み飛ばしてください(^^;;平成22年1月5日、ST150コロナを公道復帰させるべく、トヨペットさんに預けました。 私にとって150コロナは、部品取り用を含めて4台目になります。 今回は、メインの3台との経緯を書きますね。 ・ST150-0213739 私にとって1台目の150は昭和62年。7歳のとき、祖父が新車で買った1800EX-SALOONです。 フル型式でいうとE-ST150-TEMEL・・後期型の5速マニュアルで色はシェルメタリックでした。 この車は我が家に10年ほど奉公し、走行距離は実に17万kmを超えていました。 家業の呉服店の仕入れに、富山~京都間を何十往復もしてくれました。 また、祖父との思い出がいっぱい詰まった車でした・・。 別れは突然訪れます。 高校2年生の冬でした。 祖父が、私たち兄弟のおやつを買いに、隣町のスーパーへ行った帰りでした。 時速30kmくらいで、電信柱に正面衝突。 祖父は命は取り留めたものの、足と顔を骨折して入院。 コロナの方は・・ど真ん中が電信柱の形に凹み、フロントガラスの手前まで到達していました。 運ばれたモータース屋さんに廃車を宣告されたのでした・・ 当時通っていた高校の近所だったため、友達と行き、幾つかの部品を形見に外しました。 最後には、お酒をかけてやり「雨の日も、風の日も、雪の日も、ありがとう」と心の中でつぶやきました。 ・AT150-0155421 1台目を亡くして数ヶ月、免許を取ったら絶対に150コロナに乗るんだと決めていました。 道沿いに一軒の整備工場があり、そこの代車に1500セレクトサルーンがあったのです! 祖父と一緒に、お話をしに行きました。 たまたま、うちと何十年来のお付き合いがあったことも要因でしょう。 社長はタダで良いと言って下さいましたが、祖父は幾らか払ってくれたと記憶しています。 しかし自動車なんて、高校生には贅沢なもの。 大学受験に合格した後だったものの、免許すら持っていないという・・・(汗) そんなわけで、一時抹消の状態で納車されました。 モノは最終型のセレクトサルーン。 間欠時間調整ワイパー・集中ドアロック・パワーウィンドウなど装備で、贅沢な仕様でした。 しかし、EXサルーンの内装のエロさを知っている私(笑) すぐに、解体屋さんで部品調達することを思い付きました。 タウンページを広げて、片っ端から電話しました。 解体屋の親父といえば偏屈が多いもの・・らしい。 機嫌を損ねないように、言葉使いに細心の注意を払いましたよ(^^) 10件くらいに問い合わせをして、「もう残ってないのか」となかば諦めムードでかけた最後の電話。 「150コロナ?前期も後期も、何台かあるから見においで」 今も忘れない、富山県立山町。 同じ富山県とはいえ、正反対の方向です。 そこへ「電車で行って、帰りも電車で部品を運ぶ」という、今から思えば若さと情熱に溢れた(汗)行動をしました。 理由は簡単。免許がないから(笑) 一度じゃ運びきれないので、シートやら内張りやらハンドルやら・・行商のオバちゃんよろしく何往復もしました。 この時のことは今でも、クラブ内で伝説として語られます(^^;; わたくしへんまもう、18歳の初夏のことでした。 自分の交友関係を一気に拡げてくれた一台でした。 何人かのメンバーとは、今も親交があります。 この車、10万kmくらいでうちにやって来て、手放した時は19万km以上走っていました。 最後は雨の日にパワーウィンドウが開きっぱなしになる始末・・(汗) また雪国の車なためか、サビサビでした。 しかも本当に欲しいのは1500のオートマではなく、祖父の乗っていた1800の5速マニュアル・・。 本格的に探そうと思い始め、名古屋トヨペットの中古車センターを何件も巡り、捜索をお願いしました。 その時、ディーラー巡りに付き合ってくれた人とは、今も親交があります。 当時、すでに新車から15年以上たっており、解体屋以外どこにも残っていませんでした。 ・・ST150は見つからない。しかしAT150の車検が近づく。 ・ちょっと浮気する(でもやっぱりコロナ) そのうち大学院に進学し、就職活動を開始。 おかげさまで無事、愛知県刈谷市にあるトヨタの系列メーカーから内定をいただきました。 当時、「ネタで会社選ぶなよ(笑)」とよく言われました(苦笑) 就職後も1年半くらいTT131に乗っていましたが、トラブルの連続に疲れてしまい、 通勤用にST210コロナプレミオを買ったり・・。 いくらかまとまった貯金ができて、学生時代にかなわなかったRT40の車検を取ることも実現。 ・・・出会いはそれから2週間くらい経過した後でした。 ・ST150-0181729 ホームページの掲示板に、150コロナの写真が貼り付けられました。 それは後期のE-ST150-TEMEL1800EX-SALOON・5速マニュアル・色はシェルメタリック!! あの、祖父のコロナと同じ仕様でした。 直感的に「これを逃すと、もう手に入らんな」と思いました。 この車が欲しい旨を連絡し、無事に成約。 値段は3万3千円でした。 もともとは山形県にいた車両だったため、横浜まで陸送していただき、 そこからは仮ナンバーで自走で引き取って来ました。 音も走りも懐かしく、いい買い物をしたなぁ・・という感じでした。 探し出してくれた友人には、本当に感謝しています。 しかし、通勤用のプレミオもあわせて3台も同時にナンバーを付ける余裕はありません。 抹消したまま、3年半の月日が経過しました。 ・ひょんなことから復活!? きっかけは、通勤中。コンビニの駐車場での出来事でした。 バックする時に、プレミオをガードレールにぶつけてしまったのです。 すぐに名古屋トヨペットさんへ駆け込みました。 サービスのSさんからは「20万くらいかかるねぇ」という言葉。 バンパーだけでなく、バックパネルも押してました。 プレミオを修理する20万という金額は、他の程度の良い(事故ってない)同型車を買えてしまう金額。 前・下回り(昔ガードレールの上を滑走した)・後ろをぶつけて満身創痍のプレミオは、お役御免と決めました。 (ただし純正OPに相当お金と手間を掛けたので、部品取りとして残すことに) どうせ車を取り替えるなら、「以前から乗りたかった150に乗りたい」 1台目のST150と出会ってから23年の歳月が経った今、私の自動車趣味は原点回帰をします。 ・・・そんなわけで、今回の選択に至った次第です。 次回を書く頃には、ナンバー付いて納車されてるかな~(^^) |