ST150 ブロワレジスタの交換

(製廃だから流用)

ブロワレジスタという部品、ご存知でしょうか。
エアコンの風量を決める部品で、電気抵抗です。
ST150の場合エアコンの風量は4段階あって、HI(最大)の時以外は
この抵抗をはさんでブロワモーターに流れる電流を抑えています。

しかしこれが、使っているうちに断線してしまうんです。
自らが発する熱のせいだとは思うのですが、それで特定の風量が出なくなる現象が多々あります。
今回、LO(一番風が弱い)が動かなくなったので、修理しました。

実は、このブロワレジスタの改造記事を書こうとしてたんですが、そう思っている間に壊れてしまいました。
走る→壊れるのリーチ一発。
純正部品は既に製廃。どうなることやら〜

「またここを開けるのかい?」

このあたりです。
ブロワモーターのさらに奥です。
「グローブボックス脱着マニア」

真ん中に、この前付けたリレーが見えます。

レジスタはブロワモーターのさらに奥です。
「さらに奥の」

ブロワモーターのさらに奥です。
(もういいっちゅうに)
「ありました!」

ブロワモーターのさらに奥の、青丸で囲んだこれ。
左側をはめこんで、右側のビス一本で止めています。

私には見つけられなかった・・ので場所の解説を多めにしました。


※事前にネットで調べたら、AE86の方がヒーターユニットまで脱着してました。
同じなら挫折するところだった・・
「こんな部品です」

コイルみたいにぐるぐる巻きのが、抵抗です。

丸で囲んだ部分が千切れています。
ブロワの風で冷却しているとはいえ、溶けちゃうんでしょうね。
「配線図」

風量切り替えスイッチを動かすと、各抵抗が切り替わって電流値が変化するようになっています。

今回はLOだけが駄目なので、赤く×を描いた部分が断線箇所となります。

当初、ニクロム線ということで市販品を使おうかと考えたのですが、電熱器具の補修部品として
売っているものは必要な長さにカットしてもスペース的に納まりそうにないので断念しました。
また、普通のセメント抵抗も使えそうですが計算すると発熱量が数十ワットにも上ることが判明し、
こちらもサイズが大きすぎて場所に納まらないことが判明。熱と抵抗値も関係ありそうですしね。
大人しく他車流用することにしました。

「ダイハツ用」

L150Sという型のムーブから失敬した中古です。
ハーネスも一緒にゲットだぜ。
確かマニュアルエアコンだったような。
グローブボックスを外した奥にありました。

(型式が同じ150だから流用?いえいえ)
「並べて比較してみる」

う〜ん、どう見ても同じカプラだ。
このタイプのは太古の昔からあって、RT40にも使われていたりします。
(但し抜け止めのツメがない)

親切に端子名まで表示してあるので、信号の配置が違うのが分かります。
「ピン配置と抵抗値を比較」

ST150の値は修理書から、L150Sは実測で調べました。
なんと抵抗値が完全に一致することが判明(わぁお)
これで線を繋ぎ変えるだけで済みます。

というわけで、改造を開始します(^^)
レジスタAssyとハーネスを合うように作り変えます。

「古いのを取り外し?」

というか取り壊し?

ベースはそのまま使って、上のコイルだけ交換すりゃいいじゃん。

天からお告げが聞こえたのです。
いえ本当はたまたま上から見てた人が言ったのです。

しかし元のコイルは見事にビロビロです(笑)
「移植完了!!」

おーー、なんか純正みたいだ。

20年以上の時をまたいだ、トヨタとダイハツのニコイチです。
「変換ハーネスを作りまして」

そのままではピン配置が違うため、変換ハーネスを作りました。
ムーヴから切ったハーネスの反対側に、新しくカプラを付けます。
どちらもホームセンターやカー用品店にあるエーモンの4極カプラと同じです。
あちらは黒ですよね。
「挿しまして」

この状態で車体に組み戻しました。
奥まっていて大変でした・・

というわけで、全て正常に風が出てくるようになりました。
めでたしめでたし。



あと、これでちょっと迷った。

「配線図集」

右の小さいのは、前期型の4ドアセダン登場時に発行されたもの。
左は、マイナーチェンジ時の発行でコロナクーペも追加されています。

トヨタの配線図は、昭和60年頃に描き方が大幅に変更されました。
同じ車でも図面を新しく描き起こしていて、ブロワ回りの配線も表現が違います。
ちょっと迷った(笑)

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