シックアブソーバ交換(フロント)




さて、リヤのショックアブソーバの交換が完了しました。
今のところ、リヤが硬くてフロントがペタペタな状態です。
これならドリフトも可能・・・??なわけないか。

冗談はともかく、ヘロヘロ・フラフラのコロナは車酔いしない紳士になれるか??



さて本題。
リヤの翌日、フロントも交換しました。
リヤは5時間も掛かってしまいましたが、果たして今回は??
・・いやそれよりも、一筋縄ではいかないことが・・。

「アッパーマウント」

ボンネットを開けたその中、左右にそれは固定されています。

この3本のナットで吊り下げられています。
このうち2つを外し、残りの1つは緩めておきます。
これで取外し中に本体を揺らしても大丈夫。
これは、リヤの場合と同じです。
「下側のボルトとブレーキホース」

今回も、まずブレーキホースを外します。
「クリップを外して」

横から引っこ抜きます。
今回もネジザウルスのお世話になりましたが、ペンチでつまんでもいけると思います。
「今回も登場!」

糸のこのような何かです。
エアーで動くのですが、ストロークは少ししかありません。
「切れました!」

「ウニャっと曲げて抜きます」

「あとはこの2つのナットを外して」

こちらは左アクスルの写真
「スライドピンを抜き取る」

こちらは右アクスル。
キャリパーのスライドピンを外して、キャリパーをずらさないとボルトが1本抜けません。
「キャリパーをずらします」

(こちらはまた左アクスルの写真。
右と左を行ったり来たりすいません。)

これでキャリパーに当たらずにボルトを抜けます。

スライドピンは摺動部品なので、その辺に置いて汚してはいけません。


「スプリングコンプレッサーを掛けて」

ここまでは前回と同じですね。
「バラバラになりました」

前回同様にバネを縮めて頭頂部のナットを外すと、このようにバラせます。
「ピストンと内筒を抜く」

左下の六角を回して外すと、もう抜けます・・が!
油が大量に出てきます!!
私は床などを汚してしまいました。
申し訳ありません・・

六角を回すには、専用工具もあるようです。
また、筒は万力等にちゃんと固定しないと回せません。
「新しいショックを挿入」

油を抜いたら、新しいショックを中に入れます。

・・ん?なんか飛び出してる気が・・
「あれ?(1)」

ショックに付属してきた六角ナット、明らかに合いません。
少し悩んだ結果、元々付いていたナットを使うことに・・。
「あれ?(2)」

締まらん!!
ショックが長すぎるのかナットの内径(新品ショックにはまる部分)が合っていないのか、ネジが掛かりません。
「困ったなぁ」

ただ今考え中。少しお待ちください。
「ショックの全長を詰める」

少し悩んだ結果、アドバイスもあってショックの長さを詰めることにしました。
研削機でグヒャーっと削りました。
「結局・・」

ナットの中に金属製のカラーが仕込まれており、それも貫通ドライバーとハンマーで叩いて外しました。

そこまでやって、やっと固定が出来ました。


泥、拭けばよかった・・
「ブーツを付けて」

こやつは方向があるので気を付けます。
よく見たら筒部が傾いています。
詳しくは↓
「方向合わせ」

写真のように耳が2つ出ている場所がありますが、これに付く皿状の部品の耳と合うようにします。
その"皿"には[▼OUT]の記号があるので、それが車体外側になるようにします。
そうしたら自ずとブーツの角度が決まります。
シャフトをアッパーマウントのベアリングに通して、上からナットで止めればOK
スプリングコンプレッサーを2本交互に慎重に緩めていきます。
「使わなかったナット」

これ、ショックアブソーバの付属品で付いてきたんですけどね・・
上で書いたように全然径が合いませんでした。

おまけにショックも長すぎるし、一体どーなってんだ?
旧部品とショック本体の追加工でいけたから、結果的には良かったですが・・

「車体に取付ける」

ボルト・ナットで固定して、ブレーキホースも通しておしまい!

ちなみに、ショックの下側のボルトにシムみたいのが挟まっているの、見えますかね?
これはタイヤの角度(キャンバー角とか)を調整するものなので、動かしてはなりません。
私は学生時代に乗っていたAT150で誤って動かしてしまい、タイヤの内側がとんでもなく偏摩耗してしまいました。
減ったのが内側で、外から見て分からなかったため危うくパンクするところでした。。


「乗り心地は」
明らかに変わりました!
交換してから100kmぐらいは、固すぎて失敗したかと思いましたが、馴染んでしまえば問題ありません。
揺れはすぐに収まるし、横向きにすっ飛んだりヨレたりすることもなくなりました。
高速走行では、道路の継ぎ目を越えても振動が一瞬で消えます。

※豆知識
AT150,ST150,CT150のコロナは、グレードによってシートの硬さが違います。
EX系は見た目は良いけど、長時間の乗車で疲れるフワフワシート。
GXは少しコシがあります。
セレクトサルーン,GXエクストラ,GXエクストラサルーン,GXスペシャルエディションは
GXの表皮を張り替えた物なのでGX相当です。

80年代のトヨタ車を象徴するフワフワシート。
トヨタがコシのある硬いシートを採用し始めるのは、これよりずーっと後の時代のことです。

今回の施工時間は約3時間でした。
2つの部品に追加工する必要がありましたが、前回の6割の時間で出来ました!!(^^)


後日談・・・

「割れました」

パリパリです。
塗装らしいです。
取り除いておきました。

あーびっくりした(^^;;

※ご注意
足回りの分解整備は、作業資格について法律に規定があります。
各自詳しく調べた上、従って下さい。

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