ST150 ラジエーターファンリレー交換・修理



〜ヘッダ(一番上の画像) 新規作成記念〜


ある朝、駐車場でアイドリングしていたら水温計がレッドゾーンギリギリに・・
仕方がないのでクーラーをつけてコンデンサファンを回し、さらにヒーター全開にしました。
それでも信号待ちで止まると、水温計はみるみる上昇。
そう、今年は猛暑なのです。

ファンが正常に回るよう修理したのでご報告します。
リレーを新品に交換しています。
また故障した旧品のフタを開け、中身の観察もしています。

「回っとりゃせんがや」

水温は基準温度をとっくに越しているのに、ファンが回っていません。
「配線概略図」

水温が上昇しアースと導通がなくなると、リレー接点が閉じてファンが回るわけ。

今回、水温は基準温度をとっくに越しているのに、ファンが回っていません。
モーターか?水温スイッチか?リレーか?
「水温スイッチが原因だと・・」

ここの信号線は水温が低いときはアースと導通して、高いと接続が切れます。
水温がファンの回り始める温度より高い状態でこのカプラーを抜いてみて、ファンが回り始めれば水温スイッチ不良です。
「リレーが原因だと・・」

この赤丸で囲んだ端子間を短絡してみて、ファンが回ればリレー不良です。
また、水温が低い状態で水温スイッチのカプラーを抜き差ししてリレーがカチカチ言わなくてもリレー不良です。

このリレー、他から流用する場合は注意が必要です。青丸の接点間に12Vが印加されると、赤丸の接点間が開きます。
つまりコイルON → 接点OFFという逆動作なのです。
「モーターの電源カプラはここ」

ラジエーターのリザーバタンクを外した真下にあります。
ここに12Vとアースを突っ込んで回れば、ファンは大丈夫です。
「今回はリレー不良」

水温スイッチのカプラーを抜いてもカチカチ音がしなかったので、リレー不良と判断しました。

事務所にあったクリップと電線の切れ端で応急処置。
これだとファンが常時回ってしまいますが、オーバーヒートするよりマシです。
それにサーモスタットで流量制限しているせいか、意外や水温はいつも通りでした。
「交換!」

最寄りの共販倉庫にあり、翌日には届きました。
ちなみにラストの1個だったので、そろそろ供給の危ない部品なのかもですね。

というわけで、メデタク修理は完了です。
面白そうなので、ついでに壊れたリレーの中を見てみます。

「これが壊れた現物」

品番[90987-03001]です。
定格12V 15A
コイルに通電するとスイッチの導通が切れる、いわゆるb接点というタイプです。
まず、こいつのキャップを開けて中を見てみましょう。
「固定部」

キャップは3箇所のツメで固定されています。
多分、キャップを被せてから、プレスで押したんだと思います。

これをマイナスドライバーでこじると・・
「中はこうなっている」

いきなりポロっと部品が落ちてきて焦りましたが(笑)
「すすだらけ」

15万キロ走ると、こうなるみたいです。
ひたすらまじめに働いて、ある日突然停止する、沈黙の臓器ですな。

ちなみにこのカーボン、取って接点も磨いたら直りそうに思えます。

もし直せたら、このページの下の方にこっそり追加しておきますね。

代替品で修理をする場合は、コイルON → 接点OFF のタイプか、ON,OFF両方の接点を持つリレーで行います。

「(解説)流用時の参考に」

水温が低いとき、青丸の端子間は12Vです。
その時、赤丸の端子間には導通がありません。

水温が上がって動作温度を越えると、青丸の端子間が0Vになって赤丸の端子間が導通します。

ご参考までに・・





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