路上エンコ 顛末書(2)


前回までで、フュエルエレメントを交換して、なんとか始動するようになったDK号。
しかし、点火時期やキャブレターの設定が滅茶苦茶なため、まともに回りません。
今回はその調整をしてみる試行錯誤です。
その過程で、新事実が発覚!?

※画像クリックで拡大します。
「オクテンセレクタを元に戻す」

山海堂の修理書には
「オクテンセレクタを0に戻し点火時期を調整する」
とあります。
「ゼロってどこやねん...orz」

とりあえず、赤い帯とデスビの端面が一致する場所・・と勝手に解釈。カリカリと回します。
(1ノッチで点火時期が5度くらい変わるらしい)
「プラグを交換する」

よく見たら、違う番手のプラグが付いていた(爆)ので交換します。
NGKのBP6ESです。
カインズホームで@335×4=1340円でゲット。
「回った!」
←クリックで動画が見られます。

あるとき、正規の回転数で回ったことがありました。
しかし、同じ調整位置でも回転数が高すぎたり、止まったり・・
サイトグラスから油面を見ると、明らかに低く、回すうちに空になってしまうのです。
この段階で、燃料の供給が追い付かないのか、キャブのフロート周りの不良が疑われます。
(止まらないうちに、点火時期を調整しておきました。)
「キャブレターを新品に」

どうしてもセッティングが出ないキャブレター。
キャブレターに原因があるのか調べるため、新品を装着してみました。

こやつは手動チョークでアクセルのリンクも違うため、そのまま流用はできませんが・・

デスビの進角用の配管が違うので、ホームセンターのゴムホースで仮に繋ぎました。
「燃料を迎える」

フロート室に燃料を導くため、再び吸入口を手でふさいでクランキングします。
「直後の油面」

大体真ん中に来てますね。
この直後に始動したところ、難もなく掛かってくれました。

アイドリングも油面も、高すぎず、低すぎずで安定。

これが元々のキャブだと、徐々に油面が下がっていきストールするのです。
やっぱりキャブも問題か。

ここまでのまとめ。
キャブレターの油面が異常に低いことから、燃料系統の詰まりを疑い、フィルタを交換した。
(事実ヘドロが堆積していた。顛末書(1)参照)
それでも油面の低下が収まらず、キャブレターが悪いのか確かめるために新品キャブを装着したところOKだった。
→元々のキャブの調子が悪いと判明。(フロートがパンクしたか?)
後日追記:新品キャブでも、徐々に油面が低下し1分くらいで止まってしまう。
元々のキャブは、最初から油面が低い。

今後の方策としては、
元々のキャブレターをO/Hする。
新品キャブに、元々のキャブレターのリンク類を移植して使う。
・・の2つが考えられます。
前者は、おそらくO/Hキットが供給停止になっていると思われるので、現実的ではないです。
後者の場合は、自分では出来ない可能性が高い(細かい部品を沢山扱うため、なくしたら大変)
なので整備工場へ依頼することになると思います。
今工場に入れても、年末で忙しいらしく、完成は年明けになる・・とのこと。

・・顛末書(3)に続く。


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