点火系の見直し


冷間、エンジンが3気筒になってしまう・・そのトラブルシューティングの過程で、
点火の火花が弱々しいことに気付きました。
強くできないか、手元にある部品だけでやってみました。

純正の点火系は、コイルの一次側に電流が到達するまでに長い経路をたどります。
(バッテリー ~ スターター ~ イグニションスイッチ ~ コイル)
40年以上を経て劣化した配線は抵抗となり、コイルにかかる電圧を落とします。

今回、リレーを使ってショートカットする方法を思いついたので報告します。

※画像クリックで拡大します。
「回路図」

従来の配線は、運転席のイグニションスイッチを通ってコイルに到達します。
経年劣化したスイッチやハーネスが抵抗となり、コイルに加わる電圧が下がることが予想されます。
「改良前」

コイルの+-間の電圧を測定しました。
約10.8Vくらいでしょうか。
1V以上下がってますねぇ・・(汗)

※IG-ONでエンジンを回さずに測定。
針が一杯に振れて50V
「改良後」

同じように測定しました。
きっちり12Vかかっています(^^)

仮にコイルで電圧を1000倍に増幅しているとすれば、
スパークプラグの極間にかかる電圧は1200Vも上昇したことになるんですねぇ。
手軽にできるチューニングなので、お試しあれ。


ちーなーみーに。
3気筒状態が改善されることを期待したけど駄目でした(苦笑)

戻る