愛5号 エンジン載せ換え(13) ~最後の最後でキャブレター~


えーと、愛5号のエンジン載せ換えを始めてから、4か月以上が経ちました。
途中色々ありましたが、修理を再開し、とりあえず形になったのでご報告します。


実は、キャブレターのフロート室の水位(油位?)が安定せず、ものすごく苦労しました。
結局のところ原因は、燃料配管内のゴミだったようです。
それもどうやら、フュエルエレメント以降が原因だった様子・・・。
数か月掛かりの七転八倒の様子を、3分にまとめました(笑)


※画像クリックで拡大します
「うわドボドボに浸かっとる」


キャブレターは、愛5号に付いていた物をそのまま装着したんですが、様子がおかしい!?

フロートが浮いてきません。
ゆえに燃料供給過多でフロート室がいっぱいになって溢れ、エンジンがぷるんぷるん言って止まります(笑)
「フタを開けてみた」

空の状態からフロート室(ガソリンのプール)が満たされてくると、フロート(浮き)が上がってバルブの開度が変わるようになってます。

燃料減る→開く
燃料増える→閉じる
油面の高さが適正量のところで、保たれる構造なわけですが・・これが機能してません。
「とりあえずフロートは交換」

元のフロートは、目視で穴が開いている様子は確認できなかったけれど交換しました。
家の押入れから発掘されました。(どんな押入れ?)
「ニードルを観察」

えーと、初期型のニードルは、こんな鏡餅みたいな段付きでしょうか??
識者の皆様、ミーティングで教えてください。
「相手側」

ゆえに、こちらが減っているのかどうかも分かんない(^^;;
「比較してみる」

もうちょっと新しい年式の部品(左)と比較してみました。
こっちも違うかも知れないから、比較したってわかんないよなぁ。
パーツリストを見たら、2つセットで品番設定されていました。
「こちらも比較」

45年以上も経った今、一番左のこれがどういう状態なのかも不明(^^;;
元々の形状なのか、減ってるのか。
「フロートは上がった」

フロートは水平に近いので、これで適正だと思います。
しかし燃料は止まらない。

この後キャブレターを色々いじってみたんですが、よく分からない状態が続きました。

アイドリングで放っておくと写真のようにオーバーフロー。
回転を上げると油面が下がりすぎる・・と。
「せっかく2台あるんだから」

DK号のキャブレターを移植してみました。

するとたちまち同じ症状に(笑)
しかもそのキャブをDK号に戻したら、こっちも仲良しになっちゃった(^^;;


この時点で、問題がキャブではなくその手前にあることに、薄々気付いてはいたのですが・・・

この間、入院するやら何やらで放置になってました。
退院後も、様子を見ながら試運転してました。

CVTの楽ちんな車ばっかり乗って軟弱者になった頃(?)、余裕ができて、眠ってた旧車魂が復活したので、修理を再開。

「配管を換えることに」


そーいや鉄配管は、30年以上動いてない車のだったな。

というわけで交換 → 症状変わらず。


キャブレターが違うの付いてるとか、アクセルワイヤーがキャッチーな色だとか、気にしてはいけない。
このワイヤーは、どっかのミニバンのスライドドアから摘出されたもの。
いや発掘したのは私ではなく監督だけど。
「んじゃこっちか」


キャブのストレーナーに、黒いゴミを複数確認したため、この劣化ゴムが原因ではないかと。
「分解してみた」


外側のカシメ取りゃ、スポンと抜けるだら(三河弁)

はい、抜けました(^^)
「新しいホースに交換」


ちょうど内径7.5mmのホースを見つけて頂きました。
ちょっとはめ合いが緩めですが、ホースバンドで締めるので問題ないと思います。
「直ったみたい!」


油面の高さが、ちょうど適正値(真ん中)で安定しています。

はー長かったーツラかったー
手にガソリンいっぱい付いたー。

予定通り、来春にはDK号と入れ替わりに車検取ろうと思っています。




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