時間調整式フラッシャリレーの製作


ある日のミーティングで、ウインカーの点滅周期が変えてあるRT40に出会ったんです。
詳しく見せて頂くと、ボリュームつまみでハイフラからローフラ(?)まで自由自在!

そういえばRT40当時のリレーは、現行車のそれより大幅に遅いですよね。
現代の部品でこれが再現できれば・・・嬉しさ倍増です。(^^)

新しめの純正リレーをベースに、これと同じ物を製作してみました。


※画像クリックで拡大します
「ST162コロナセダンから調達」

これ、ST150コロナセダンやAE86の81980-16010と違います。
カプラ形状は同じだし、入る物も出る物も同じなんですがね・・なんで作り変えたんだろう(^^;;

以下、豆知識。
品番の下5桁の先頭2文字は車種を表します。
16はカローラ、20はコロナ、22は..セリカです。
つまりこのフラッシャーは元々セリカ用なわけですね。
流用でコロナにも装着されていた、と。
「内部の様子」

見たところマルチバイブレータを構成しています。
大雑把に言えば、コンデンサの充電時間によって周期を決定しています。
興味ある方はググってみてください。

矢印で示した2つの抵抗は、それぞれON/OFFの時間をつかさどっています。

R1がON時間、R2がOFF時間です。
この2つを可変抵抗に換えれば、時間は自由自在です!
「固定抵抗を直列に」

そうでないと可変抵抗を一杯に回してゼロにしてしまった時、ショート状態になるから(笑)
これで、それぞれ元の約1/3~3倍の時間に設定できます。

可変抵抗の足を3本共接続するのは、ガリ対策です。

というわけで、名古屋大須のクニ産業にて部品を調達。

「こんな感じになりました」

VRはセメダインスーパーX2で固定。

動作中、中のリレーが熱くなるのでホットボンドは使用してません。

で、動作はこんな感じになります。
見易さのため、LEDのインジケータを仕込んでみました。
左のVRでOFF時間、右のVRでON時間が変わるのが、お分かり頂けますでしょうか??



当時の周期はこんなもんだったかな~。



え??当時物のリレーはチャタってる音が聴こえるから再現しろって??
おそらく、ソレノイドとリターンスプリングの力の兼ね合いなんでしょうが・・私の根気ではムリです(笑)


※注意
ウインカーの点滅速度は、保安基準に規定があります。
極端に古い車はともかく、それ以外は60以上120未満/分 なので範囲内で楽しむようにしてください。




以下雑談。

「ハチロクのフラッシャーリレー」

いや実はST150も共通なんですが。

これ、今回実験台にした物と外部仕様が同じです。
カプラー形状も点滅回数も。
「部品点数少なっ!」

おそらく555みたいなタイマICに毛の生えたような物だと思います。

いじれる物は、写ってる抵抗2つとコンデンサ1個か・・・こちらもいつか試してみます。
成功したらUPします。駄目なら黙ってます(笑)

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