2R/3P/4P型 ウォータポンプの話


さて・・・。
ある日モータース屋さんへ遊びに行ったら、3P用のピカピカのウォータポンプが置いてあったんです。

「えぇー!これ新品出るんだ!」

・・・出るみたいなんです。
昔から、2Rや3Pはフォークリフトにも使われていたから部品が出る、と言われ続けてきました。
しかしトヨタL&F店に行くと、普通は「型式・車体番号を教えてください」と言われてしまい、
そのまま頓挫するケースが多いみたいです。

今回、社外品ながらもそんな部品の1つを突き止めました。

※画像クリックで拡大します
「3P/4P用の現物」

純正16120-23010相当品。アサヒ品番A1172。

PT41やPT47用と同等品です。

トヨタフォークリフトの4P搭載車も、これのようです。
(3FGシリーズや4FGシリーズが該当)
「んじゃRT40の2Rはどうなのか?」

これまた、供給がありました!
アサヒは再製作対応で、お値段もかなりのものらしい。
GMBは楽天で売ってたので、速攻注文(笑)
こちらも製作で、3週間くらい納期かかりました。

このフォークリフト型式を元に、他のエンジン部品も探してみると楽しいかも♪

注1:リフトはヒーターホース周りが違うという情報あり
注2:2FG20はトヨタだが、FG20はコマツ
注3:4P積んだ2FG20もあるので注意。
「で、届いた」

左が純正アイシンの16100-39035
右が奈良県産のGMB製で、型式GWT-25A

16100-31011は、どうやら代替品番のようです。

出るうちに買っておいて、損はないかも。

それでも現物修理をしてくれる業者さんもあるそうなので、当分は心配なさそうではあります。
「私が気付いたのではないが(汗)」

アイシンは、インペラが鋳物。
対するGMBは、プレスの曲げ物です。

う~ん、でも経験上、黒染めは錆びます(きっぱり)


それより殻割って実験に使いたいんだが・・
マイナスネジのおまけに、溝がめちゃ浅い。
なんかナメそうでこわいー!
「プーリーの乗る台座」

アイシン製は全面、旋盤でさらってあるけど、GMBは鋳肌そのまま・・orz

そーいえば、RT80も2R積んでますよね。
こちらは微妙に違うんです。
大昔に撮った写真をUPしてみます。

「左がRT40、右がRT80」

左:16100-39035相当(Toyo製)
右:16100-39115相当(OEM製)

見分けるポイントは、中央の軸と羽根の台座です。
「裏側から!」

フランジ面は、互換性がありそうですね。
「羽根の台座に注目」

ネジ穴のピッチ円径(PCD)が違うんですね。
タップ穴を開け直せば良いかと思いきや、台座のオフセットも違うのでファンベルトが掛かりません。

こちらもGMBから新品が供給されています♪
型式はGWT-05A


上のアイシンと左のToyo、なんか似てるな・・デッドコピーなのか?

よくヤフオクで、リペアキットなる物を見掛けますね。
ベアリング・シャフト・ローターがセットになってるやつ。
これを使って直すのは結構大変だそうです。
素人考えで、プレス機使えばいいやー、と思っていたが、意外とハウジングが割れたりするみたいです。

昔、知らないで買っちまったぜ。orz...

Assyが出るうちは、ゴソッと換えるのが良さそうです。


あ、MS60クラウンのが使えるって、どっかに書いてあったけど・・・誤植のはずです。
クジラの現物で確認しました。
形が全く違うので、間違えて買わないでくださいね。


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