カンカン・ガラガラ異音のエンジン(1)



さて皆様、 キャリィぱみ○ぱ○○ゅがモデルチェンジしましたね。
菅原文太といえば、トラック野郎の一番星・桃次郎さんですね。
今回のヒロインは、はるな愛。
近日、愛川欣也・やもめのジョナサンが登場しそうな勢いです。
はるな愛、力持ちだな…。


「簡単な場所から」

まずは、カムとバルブリフターの間が減っている、と目星を付けました。

リフターをフリーにするには、プッシュロッドを外さねばなりません。
そして、そのためにはロッカーアームシャフトを外す必要があります。

手がオイルでベトベトになったので写真はありませんが、サイドのハッチからリフターが現れるのですが…。

しかし8個とも、上からは抜けませんでした。
摩耗による段付きか、それともテーパ形状になっているのか。不明です。
「大手術の予感。」

今度はギヤカバーの中身を見てみます。

そのために、ボンネットとラジエーターを取り外し。
「すべてフリーに」

この状態でカムシャフトのガタを確認してみましたが、何もわからず。
修理書を見たら、軸受けメタルとシャフトの交差範囲は数十ミクロン。
こりゃダメだ。次行ってみよう。

クランクプーリーとギヤカバーが外れてるので、ウォータポンプ外してはいけなかった…。
LLCが溢れてオイルパンに流れ、お祭り騒ぎが始まります。(^^;;

軸受けメタルのクリアランスが過大と目星を付けました。

数十ミクロンの公差など管理できるはずもなく、時間の都合でこの車に以前載っていたエンジンを使うことに。

「物置搬送!」

当世、クマがトレンディーでナウいのです。

リラックマって、ガオーというよりモキュモキュだね。
クマモンって、ガオーというよりブオーだよね。
「右のドアからごきげんよう」

この後、パズルのように組み合わさった部品を解いて、やっとエンジンを取り出すに至る。
「さぁばらそう。」

低床のミッションジャッキを使って、ここまで運びました。
「バルブって傾斜してるんですね!」

・・・って、んん?
「2番吸気に注目」

ここだけ頭が低い。
ってことはバルブが閉じきってない?
エンジンが振動してたのって、これが原因??

このバルブの件、気付いたのは車屋さんです。
「ヘッドとブロックを分離!」

シリンダ内壁はホーニング痕が消えて、縦のすじ(摩耗痕)が結構あったなぁ。
写真きれいに撮れなかったけど。
「2番だけ傘の色が・・」

さっき下がってた2番の、排気側が??
(閉じてなさそうなのは吸気側)
「バルブの閉じ具合比較」

奥が2番で手前が3番。
大きいのが吸気で小さいのが排気。

2番の吸気が完全に閉じてないようです。



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