2015/12/01

補助ストップランプ(修復編。それは家庭用洗剤)

ハイマウントストップランプの保安基準をご存知でしょうか。
現在は1個のみ認められていますが、昔は2つでもOKだったのです。
140系という昭和57年~平成10年まで製造されたコロナタクシーのうち、
年式の古い車両には2つ付けている個体があります。
高年式では1つになっています。

※2つ装着を検討される方は、年式により保安基準が違うので気を付けて下さい。
昔あったウルトラマンやバルタン星人が光るのとか、スピーカーのロゴが赤く光る物も現在はNGです。


「手に入れた時の状態」

・・とある廃車に付いていたので、譲って貰ったのです。

錆だらけだし、ケーブルが日に焼けてボロボロ。さすが50年前の部品です。
「ダメ、ゼッタイ。」

これで公道を走ったら、おまわりさんに捕まりますよ。(^^;;
前に付けちゃダメ。
「錆びとる。。」

さてどうしよう。
ゴマをすり潰したようなサビで覆われています。
レンズをよく見ると、京三製作所のマークがありました。

今だと、信号機や踏切の遮断機も作ってる会社です。
「やっぱり錆びとる。。」

ボロいですな。。
ケーブルが通る穴のブッシュは無くなっています。
「中はキレイです。」

一番右、お椀の下の方に輝きが残っているのが見えますでしょうか。
この部分は、別の金具が被さっていた場所です。
「やっぱり中はキレイです。」

お椀とリフレクタを裏返してみました。

外から見える部分はことごとく錆びていますが、それ以外はピカピカ光ってます(笑)
湿気が入らないわけでもないのに。。
「魔法の液体使用後」

何のことはない、サンポールという名の塩酸です。
これを少し掛けて、ハブラシで磨いたのが左です。

サンポールで洗うと、すぐにまた錆び始めるので後処理が必要です。
念入りに洗ってから、油(CRC5-56)を塗り伸ばしておきました。
数日たったいまでも錆びてきません。
「配線を交換するので」

バルブの電極が当たる金具は、ワッシャ状の金属です。
ハーネスを通して、ハンダ付けしました。
左の、ひどい出来だ(笑)
「はい、できました。」

日に焼けてボロボロだったケーブルを交換し、錆びも取ってピカピカです。
「裏側です」

錆びの周囲にあったブツブツは消えませんでしたが、十分満足しました。
識者によれば、ブツブツも取りたい場合はペーパーで磨いたりするみたいです。
「アップで」

見た目の性状が違うのは、元々の錆び具合が違っていたからです。
ま、いいよね(笑)


次回は車体に取り付けて、実際に光らせます。
手間をかけてます。請うご期待!



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