2016/04/09

補助ストップランプ(赤一色のテロリズム)



注意!!
※このページの内容について、一番下に注意事項を記載しております。
必ずお読みください。

まず、この動画を見てください。
(読み込みが重いのでしばらくお待ちください)
【点灯順序】

・ブレーキ

・右ターン

・左ターン

・ブレーキ+右ターン

・ブレーキ+左ターン

・ハザード

・ブレーキ+ハザード

ブレーキとウインカーを一つのランプで表示できます。
俗にワンテールと言われるテールランプをイメージしました。
何でもかんでも赤色で光るなんて、現代では後続車へのテロと思われる方もいらっしゃるでしょう。

ブレーキランプとウインカーから信号を取るわけですが、そう単純なわけにもいかず。。
それはダブルフィラメント球ではなく、シングル球だからです。
フィラメントが1つなのに、ブレーキとウインカーを同時に表現せねばなりません。

「点灯回路」

はいこれ!

ブレーキとウインカーを兼用させるため、こんな面倒な物をこさえました。

小さい黒い箱と透明なのはリレーです。
黒い方は名古屋の電気街・大須で150円で投げ売りされていたから選んだ・・ただそれだけです(笑)
透明な方は、造ってる最中に回路変更をしたため追加しました。だから1つだけ両面テープで宙ぶらりんなのです(^^;;
「回路図です」

これだけ複雑になったのは。。

①フィラメントが1本しかないシングル球なこと。

②ブレーキとウインカーを同時に表示する場合、ブレーキをキャンセルしてウインカーを点滅させる必要があること。

また、私の車両はハザードが後付けされているため、それにも対応させています。
付いていない車両は、無接続でOKです。
「ブレーキランプと右ウインカーの信号を取る」


それぞれ、
Brake:ブレーキランプ点灯で12V
LW:左ウインカー点灯で12V
RW:右ウインカー点灯で12V
です。
純正の配線に傷を付けるのがもったいないので、割り込みハーネスを造りました。
たまたま同じカプラを持っていたので使用しましたが、実際のところは普通のギボシなので、手軽にできます。

後のテールランプ取付ボルトからアースも取っています。
「続いて左ウインカー」

ここから取ります。
「LSW, RSW」

ここでは、ウインカースイッチONの信号を取ります。
ステアリングコラム下のうち、スイッチを左右に動かした際にそれぞれ0Vになる端子がそれです。

LSW:左ウインカーで0V
RSW:右ウインカーで0V

ブレーキとウインカーを同時使用したときに、ブレーキをキャンセルしてウインカーを優先させるのに必要です。
写真なし 「HSW、+B, IG」

HSWはハザードSWがONの間+12Vです。
+Bは常時電源、IGはイグニション電源です。
+BもIGも2Aぐらいしか食いません。
「マスタースイッチ」

光らせたくない場合もありそうなので、運転席からON-OFFできます。

当初は回路ボックスに付けたのですが、それだと一々降りてトランクを開けねばならないので、そちらはON固定にしてあります。




RTに乗り始めた15年前から不思議だったのが、ウインカースイッチをONにしたら
一呼吸おいて点滅が始まることでした。
今回の製作で理由が少し分かったような気がしました。
ブレーキランプの点灯中にウインカーを出す場合、後続車への表示が遅れてしまうからではないか、と。
だから消灯から始まるのかなぁと。
で、同じ構造のリレーを流用したからOFFから始まるのかな~なんて思っちゃいました。

※注意
このページで紹介する装置は、保安基準を満たしていない可能性があります。
あくまで、私有地やイベント会場で雰囲気を楽しむための物です。

製作・公道での使用は法令順守にて自己責任でお願いします。
後日追記:陸運局で聞いてみた。
新車当時の保安基準に照らして違反しているとは言えないが、現在の多くの車とは方式が異なるため、
使用する場合は十分に注意して運行してください。
とのことでした。


※ここ何十年もの間に初度登録された車では、ハイマウントストップランプを2つ装着することが禁止されています。
また、赤色の点滅は緊急車両と見間違えるなど現代の交通事情にはそぐわないと思われます。
サンキューハザードでさえブレーキランプと誤解される可能性があります。
一応、ブレーキのみで点灯するモードも設けてありますが、使用はあくまで自己責任でお願いします。


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