ゆがむ燃料エレメントケース



みなさん、こんにちは。
最近、このホームページを外国からのアクセスに対応させました。
実は海外から結構見て頂いてるので、文字化けせずに翻訳ソフトで読めるようにしたのです。
(↑結局表示は日本語らしい)



さて本題。
一応分かりやすさのために日本語にしたんですけど、業界用語に対応させると、フュエルエレメントケース?かな。
キャブレターがオーバーフローする原因らしきものの1つを突き止めたので、ご報告します。


「みたことありますか?」

バッテリーの下あたりにあるケースを、分解したところです。
実際にはスプリングやパッキンもありますが、見つからなかったので省略しました(おい)
「外回りはこんな感じ」

京三製作所って、信号機とか鉄道の遮断機を作ってる会社です。
今も自動車部品を作ってるんでしょうか・・

中に入れるスプリングがないのでオレンジ色のエレメントは入れませんでしたが、大体で察してください。

この部品、初代センチュリーにも使われています。
10年ぐらい前は、ガラスの部分が金属のプレス品になって供給があったのですが・・今は分かりません。
「浮いてるの、分かりますか??」

真っ平な面に置いてみて分かりました。
この歪みのせいで、ガラス容器との間に隙間が出来て、空気を吸い込んでしまうようです。

そうなると、キャブレターまでエアが回ってニードルバルブをバタつかせ、ガソリンが供給過多になりそうです。
うちの愛5号はキャブレターがオーバーフローしてエンジンが止まってしまうことが何度かあったので、これが原因なんだと思います。

※実際に現象を確認できたわけではないので、推測です。すみません。
「何でかというと」

左の部品を締めこみ過ぎたことが原因です。
皆さま、力加減はほどほどに・・・

よく聞くフュエルエレメントケースの組付不良って、こういうのもあるんですね。勉強になりました。
皆様も締め付けトルクはほどほどに・・

なお4代目コロナRT80系から燃料フィルタはカートリッジ式となり、ケースごと交換するように仕様変更されました。
昭和50年代までは、モデルチェンジごとに車が大きく進化した時代なので、
こんな違いを研究するのも楽しいかもですね。




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