「よんぱか」の話「よんぱか」って何? と思われた方もいらっしゃるでしょう。ハザードのことです。 大学時代、研究室の先輩が引越し屋のバイトをした際に、 社員のおっちゃんが「よんぱかつけといて!」と言ったそうな。 四隅のウインカーがパカパカと点滅するから、このネーミング?? さて、我らがRT40には、そのよんぱか機能がありません。 当時の保安基準では、装備しなくて良かったのでしょう。 しかし、例えば渋滞の最後尾で、あるいは路上エンコした際の強い味方になること受け合い。 あった方がいいので装着することにしました。 さて、装着前のノーマル状態では、ウインカーは下図のように配線されています。 これにハザードの配線を追加していきます。(以降の図ではウインカーリレーは省略) よくヤフオクで見掛けるハザードユニットは、ウインカー用とは別のフラッシャリレーを 割り込ませることで実現しています。 この装置の肝はスイッチにあり、3回路同時に開閉できるものが使われています。(下図参照) 左と右のウインカーバルブが繋がってしまうと・・!? ウインカーを右にしようが左にしようが、 両方同時点滅してしまいますね。(^^;; また最近の車も、フラッシャリレーの数が1個になるだけで、似たようなスイッチが使われています。 また、下図のような方式も考えられます。 スイッチの代わりに、ダイオードを使用するのです。 まぁ、好みの問題ですね。(^^;; 「フラッシャーリレー、1個にできるんじゃない?」というツッコミが入りそうですが、 これはこれで理由があります。 1.ノーマルの遅いウインカーが気に入っていること。 2.ノーマルのフラッシャリレーが8灯同時点滅に耐えられるか不明なこと。 3.ハザードは現行車なみに速く点滅させたいこと。 「製作編」今回は部品調達の関係で、前者の方式を採用します。「・・・確かフラッシャーリレー持ってたよな~」と思い探した結果、発見されたのがこれ。 ご丁寧に、端子脇に[B][L][E]の表示がしてあるので使いやすいです。 続いてスイッチです。3回路同時に開閉できます。大須の電気街で購入。 ちょっと大柄ですが、この方が配線も操作もしやすいのでマルです。 で、これらをどう配線するかというと・・・・ あ、図に書き忘れましたが、常時電源にヒューズを忘れないでくださいね。私は15Aの物を使います。 さて、車上作業開始です。まずバッテリーの端子をどちらか外します。 常時電源をどこから取るかですが、私はヒューズボックスから取ることにしました。 ホーン用ヒューズの下側にあるネジを緩め、配線を噛ませます。 そして、バルクヘッドのグロメットの隙間から室内に引き込みました。 次にウインカの配線です。 サイドマーカーのギボシ端子のところまで、延々と線を引っ張りました。 本来、こんな所まで配線を引っ張らなくても、運転席にハーネスはあります。 なぜそこで繋がないのか??ちゃんと理由があります。 「だって純正ハーネスに傷を付けたくないから。」 ギボシ端子を外して、間に分岐ケーブルをはさめば傷付けなくてすむじゃーないですか??(笑) ホームセンターのカー用品コーナーでちょうどギボシ用の分岐ケーブルを見つけたので購入。 配線焼けるかもしれません(笑) しっかり確実に接続したいですね。 スイッチは、ここに装着。 ブラケットは、ホームセンターのカー用品コーナーで見つけたエーモン製がぴったりでした。 ナショナル・ビーム・アイの留め具と共締めにしました。 ここ以外だと、サイドブレーキの上辺りのネジもいけそうでしたが固くて回らず(笑) 「動作編」ヒューズが飛ぶとか、火花が出るとかいうこともなくあっさり動作してくれました。 ハザードの周期だけ現行車と同じになりました。 ただでさえ遅いのが一層遅く感じられます(笑) ちなみにいじわる試験じゃないですが、ハザードとウインカーを同時に作動させてみました。 周期がばらばらなので異常点滅すると思ったのですが・・・ なんと、ハザード側の周期で点滅しました。 フラッシャーリレー(元々の装着品)内部の動作が、何か変わる模様。 ちょっとこわいので、同時には使わないことにしましょう・・(笑) |