ライト用リレーハーネスの製作(外側)

ノーマルの37.5Wのシールドビームは、ほんとに暗いです。(^^;;
なので、将来は4灯ともセミシールドビームにしようか悩んでいるところです。
(H4とH1のバルブが使えるようになります。部品はあるんですが・・)

やるとすれば、流れとしては・・
[リレーハーネス装着] → [オルタネータの容量UP] → [セミシールドビーム装着]の順になりますかね。
・・まぁ、気長に考えます(笑)

当面はシールドビームのまま乗りますが、それでもハーネスを追加するだけで安心感が違います。
前回施工したときは、ライトにかかる電圧もUPしましたしね!!

ご注意
丸目4灯式のシールドビームとH4電球とでは、カプラも端子の配置も同じです。
なので、ハーネスがなくても一応点灯はします。
でも、設計値よりも1.5倍の電流が流れることと、40年以上昔の劣化した配線には危険がいっぱいです。
実際に配線が溶けたり燃えた例もありますから、リレーハーネスは必須です。

今回は、外側ライト用のリレーハーネスを製作します。
これは、23.ライト強化ハーネスの製作とほぼ同じ内容です。
併せてご覧ください。


回路図は、以下のようになります。

電源はバッテリーから直接取り、元の配線はリレーを駆動させるためだけに使うわけですね。
プラスの配線を長々と引き回したくないという思いから、ライトにかかる電圧は純正と極性を逆にしています。

今回、自動車用の特殊なカプラはネット通販のhi-1000.comさんから購入しました。
「リレー」

今回の製作品は、これがミソになります。
外側ライトは、Hi,Loで別々のフィラメントを点灯させているので両側に2個づつ、計4つ使います。

今回の品は解体屋さんで、100系マークIIのヒューズボックスからゲットしました。よく見ると、DENSOのロゴが2種類ありますね。

銀色の端子間に12Vを印加すると、銅色の極間が導通します。
「リレーに挿す端子」

ホームセンターでゲットしました。エーモン製の平型端子です。
メスが20セット入ってます。

実物はリレーの端子より少し大きめなのと、カバーが長すぎるのでカットする必要がありますが、それ以外はそのまま使えます。
「ライトのカプラー(メス)」

H4用のメスカプラです。(305タイプというらしい)
前回、矢崎の製品を使用したところバッテリーと干渉したので、今回は奥行きの小さいAMP製を使用します。

(フタ付きです)
「ライトのカプラー(オス)」

H4用のオスカプラです。
こちらは矢崎製・・・
今回は、これを車体側のハーネスに挿し込みます。

「ヒューズホルダ」

管ヒューズを使っても良いのですが、、ま、好みの問題ですかね(笑)

左右で別系統の配線をするため、2個使用します。


「カプラのピン配置」

RT40のカプラには、刻印がしてあるのですぐ分かります。
H4も同様の配置です。

※注意
角目4灯の場合、カプラは同じですがピン配置が違います。
そのまま挿せてしまうので、注意してください。
「ハンダは使いません」

万一熱を持った場合に、溶けて外れるからです。
全てカシメで固定します。
ダイソーで買った圧着工具が、大活躍です(笑)

それでは、効果を検証します。
「バッテリー電圧」(針が一杯に触れて50V)

アイドリングでLoビーム(PASS)を点灯させたときの、バッテリー電圧です。
きっちり14.0V出てますね!(^^)
「ハーネス装着前」

同じ条件で、今度は左ライトの電圧を測定しました。
約12.8Vです。この差の1.2Vこそが、途中の配線での損失なわけです。(7~8Wの損失です)
「ハーネス装着後」

約13.5Vになりました!
途中での損失による電圧降下を、0.5V (約3Wほど)に抑えることができました(^^)


シールドビームを使用する場合でも、このハーネスは効果があるのでオススメです。

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