ウインカーリレーの修理


愛5号には80年代のFFコロナのリレーが付いています。
これは、ハザード機能を追加したときにこうなったもの。

しかしこのリレーを使うと、点滅が速すぎて旧車ぽくないんですよね・・。
そこでその後、リレーを改造して遅くしました。

しかし、それでも再現きないものがあるんですよね。それは・・ズバリ「音」です。
チャタリングの「ジイィ」という音がいいんだなぁ~
雰囲気を楽しみたいので、当時のリレーを生かしてみました。

試しに
「新品を取り寄せてみた」

品番:81980-12H04
数年前と、また品番が変わったようです。
あのときはプラスチックで円筒形のが来たんだけど・・。

試しに点滅させてみたら、現行車と同じ速度&音になってて風情も何もありゃしない(^^;;
ちなみに4千数百円。(平成25年2月現在)

そこでやっぱり当時物のリレーを使いたい、となりました。
故障しているリレーを再生してみました。

「壊れてるリレー」

1つがコロナRT40で、もう1つがパブリカUP20です。
・・一緒のものですね(^^;;

一方は「ジー」と超速で点滅し、もう一方は点灯し放しになるというシロモノ。
「壊れるところは2箇所しかない」

大抵、缶の奥に押し込まれているコンデンサがパンクしてるか、接点の接触不良しかないと思います。
「接点を洗浄」

薄めたサンポール(塩酸)を使用してみました。

KUREの接点復活剤は油が入ってるから好きじゃないんですよね・・サンハヤトの泡立つやつも製廃みたいだし。

それにしても3リットルはでかいな。
しかも、いつのまにマイナスイオンの表記が??
「コンデンサを外付けに」

コンデンサに繋がる黄色い線を切り離して、缶の外に引き出しました。
容量が分からなかったので、とりあえず22μFから試してみました・・・が!2ケタくらい違ってたみたい。
「2200μFでこんな感じ」

値を変えてトライした結果、こんな感じになりました。
個人的には、結構理想的な周期です。

11年前に初めてDK号を引き取った時も、こんな感じだったと記憶しています。

※下の動画より音が小さいのは、本体をフレームに固定していないためです。
「参考:ノーマル値」

リレーの定格では50回/分ですが、量産品なので多少幅があるかもしれません。
(昭和46年以降の車では、最低60回以上必要です。)

それにしても音がボデーフレームに伝わって、何とも言えんいい感じを醸し出してますなぁ。

そんなわけで、今回のまとめ。
1.接点を清掃する。
2.コンデンサは2000μFくらいが適正値。

こうして、純正リレーの音にシビレるという当初目標は達成されたのでした(笑)


(注意)
この純正リレーは、ハザードに使おうとするとハイフラになります。(試したから間違いない)
なので、大昔にDK号にやったのと同じ配線にして、リレーを2つ使う構成にしました。
・・まぁ同時にスイッチ入れても、壊れることはないと思います。
社外の後付品は、この構成なんだし。


それと、アースをしっかり接続しないと、コイルのサージ電圧で感電します。注意してください。


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